じいんこうかとう エキス剤93番
<構成生薬>地黄、芍薬、当帰、麦門冬、天門冬、知母、黄柏、陳皮、白朮、甘草
<出典>『万病回春』(虚労)
朱丹渓(しゅたんけい)(金元四大家。養陰派。)
「虚労する者は、陰虚して相火動く也。陰虚して火動する者は治し難し。虚労して補を受けざる者は治し難し。滋陰降火湯、陰虚火動して発熱咳嗽、吐痰喘息、盗汗口乾するを治す。この方と六味地黄と相兼ねて之を服せば、大いに虚労を補い神効あり。」
<効能>体力虚弱で、のどにうるおいがなく、たんが切れにくくてせきこみ、皮膚が浅黒く乾燥し、便秘傾向のあるものの次の諸症:気管支炎、せき
<使用目標>
- のどが暖炉の火のように真っ赤
- 冷えはない
- 昼間は咳が少なく、夜になってから強い乾性の咳。