- 甘草を2.5g/日以上含む方剤
- 甘草を含まないエキス剤
- 甘草について
- 偽アルドステロン症
1.甘草を2.5g/日以上含む方剤
- 黄芩湯
- 乙字湯(3番)
- 黄連湯(120番)
- 甘草湯
- 甘草乾姜湯
- 甘麦大棗湯(72番)
- 桔梗湯(138番)
- 芎帰膠艾湯(77番)
- 桂枝人参湯(82番)
- 五淋散(56番)
- 炙甘草湯(64番)
- 芍薬甘草湯(68番)
- 芍薬甘草附子湯
- 小青竜湯(19番)
- 人参湯(32番)
- 排膿散及湯(122番)
- 半夏瀉心湯(14番)
- 附子理中湯
2.甘草を含まないエキス剤
- 〖7〗八味地黄丸
- 〖8〗大柴胡湯
- 〖12〗柴胡加竜骨牡蠣湯
- 〖15〗黄連解毒湯
- 〖16〗半夏厚朴湯
- 〖17〗五苓散
- 〖21〗小半夏加茯苓湯
- 〖23〗当帰芍薬散
- 〖25〗桂枝茯苓丸
- 〖30〗真武湯
- 〖31〗呉茱萸湯
- 〖33〗大黄牡丹皮湯
- 〖36〗木防已湯
- 〖37〗半夏白朮天麻湯
- 〖40〗猪苓湯
- 〖46〗七物降下湯
- 〖57〗温清飲
- 〖69〗茯苓飲
- 〖71〗四物湯
- 〖87〗六味丸
- 〖100〗大建中湯
- 〖104〗辛夷清肺湯
- 〖107〗牛車腎気丸
- 〖112〗猪苓湯合四物湯
- 〖113〗三黄瀉心湯
- 〖116〗茯苓飲合半夏厚朴湯
- 〖117〗茵蔯五苓散
- 〖121〗三物黄芩湯
- 〖125〗桂枝茯苓丸加薏苡仁
- 〖126〗麻子仁丸
- 〖127〗麻黄附子細辛湯
- 〖133〗大承気湯
- 〖135〗茵蔯蒿湯
3.甘草(かんぞう)について
- マメ科のGllycyrrhiza(カンゾウ)属
- 諸薬を調和しながら、脾胃(消化管)を保護する。
- 副作用:偽アルドステロン症
4.偽アルドステロン症
- 甘草の主要成分であるグリチルリチン酸は、生体内でグリチルレチン酸になり、コルチゾールをコルチゾンに変換する酵素(11β-hydroxysteroid dehydrogenaseⅡ)に対して強い阻害作用を持つため、増加したコルチゾールが腎尿細管のミネラルコルチコイド受容体に作用して、ナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を促進する。そのため甘草を含む漢方を内服することにより偽アルドステロン症をおこすことがある。
- 偽アルドステロン症の症状:浮腫、血圧上昇、体重増加、血清カリウム低下、血清ナトリウムや体液の貯留。低カリウム血症のため、脱力感、四肢の痙攣麻痺、ミオパシー、不整脈を生じやすくなる。
- アルドステロン症、ミオパシーの患者、低カリウム血症の患者には甘草を1日2.5g以上含む処方は禁忌である。
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