2020年9月6日
漢方の専門医試験のための【勉強のノート】の作成が、やっと一段落しました。
【勉強ノート】の中でも、処方の部分だけです。古典はまだ途中です。
- 処方ごとに、処方名、構成生薬、出典、効能について記載しました。
- 重要な生薬については、含まれる処方をまとめ、処方とリンク付けしました。
- 効能ごとに、処方を集めて書きました。処方とリンク付けしました。
重要なもの、というのは「漢方専門医試験で出題されたことがある」という意味です。
効能については、前回の日記にも書きましたが、製薬会社によって保険請求できる病名が異なる場合があるため、実際の臨床で使えるよう留意しました。添付文書の最新のものを確認しながら書くので、とても時間がかかりました。最初は自分のノートや教科書から転載していましたが、添付文書も改定があるのですね。色々と勉強になりました。今後も最新の情報を確認しながら修正していきます。
さて、「効能」の項目を書き終えたら、問題集を解き始めると予告してありました。
「効能」の項目を、とりあえずではありますが書き終えましたので、本日から問題集(専門医研修コアカリキュラムと「問題と解説」。通称:緑の問題集)を解き始めました。
勉強ノートをもう少し完成させてからとも思ったのですが、それを待っていたらいつまでも問題集を解き始められないので、同時進行で行っていきます。
問題集には、問題が全部で569問あります。(鍼灸の問題を除く)
項目は7つあります。
- 歴史
- 漢方医学的診断・治療理念
- 生薬とその薬理
- 方剤とその薬理
- 古典
- 副作用・使用上の注意
- 臨床
- 鍼灸
本日は、4.方剤とその薬理の項目にある、問題099番、問題100番について書きました。
実際の臨床では、甘草の副作用に注意しなければならない場面が多くあります。他に重要な生薬は、麻黄、大黄、と続きます。これから毎日少しずつ解いていこうと思います。解く順番は私個人の考えで構成生薬から始めています。歴史から始めなくてごめんなさい。
ところで緑の問題集(専門医研修コアカリキュラムと「問題と解説」)はもうお手元にありますでしょうか?私のブログの完成はあと1年以上かかると思うので、皆様はもうどんどんと緑の問題集を解いて下さいませ。市販されていませんので、日本東洋医学会にお申し込みください。