2020年8月19日
漢方処方の項目は、現在では次のように書いています。
- 処方名
- 構成生薬
- 出典
- 効能
- 鑑別
構成生薬、出典については、別の意見もあるかも知れません。
ここでは日本東洋医学会の漢方専門医試験対策を目的としていますので、日本東洋医学会発行の『専門医のための漢方処方の原点と条文の手引き』を基本としています。書店での販売はされていません。日本東洋医学会から販売されています。5000円です。
また、製薬メーカーによる効能の違いがありますので、試験には出ませんが、日頃の診療で保険病名を適切につけるためにメーカーごとの効能を掲載しています。
保険診療で医療を行う際、厚労省が定めた効能をきちんと把握しておくことは大切です。
何か間違いがありましたらコメント欄にてお知らせいただけると幸いです。
追記(8月24日):「効能については、厚労省の平成29年発表の文書を引用しています。」と、8月16日に書きましたが、訂正させていただきます。これは一般用漢方製剤製造販売承認基準、いわゆる市販薬についての文書でした。医療機関が保険診療で処方する際には、製薬会社ごとに適応病名が異なりますので、混乱があるといけないので、今後その部分は削除していく予定です。失礼いたしました。でも、市販薬では適応病名はそうなっているのか、と知っておくことは悪くないと思うので、一部を残すかどうかを迷っているところです。
また、鑑別については、鑑別点などを今後追記していく予定です。
効能を書き終わったら、試験問題を始める予定です。