勉強ノート, 漢方方剤

防己黄耆湯

ぼういおうぎとう エキス剤20番

<構成生薬>防已、黄耆、朮、甘草、大棗、生姜

<出典>『金匱要略』

「風湿、脈浮、身重く、汗出で悪風する者、防己黄耆湯之を主る。(痙湿暍病)」

「風水、脈浮なるは表に在りと為す、其人或は頭汗出で、表に他病なく、病者但下重し、腰より以上は和を為し、腰以下當に腫れて陰に及び、以て屈伸し難きを治す。(水気病)」

<効能>

  • 【ツムラ】色白で筋肉軟らかく水ぶとりの体質で疲れやすく、汗が多く、小便不利で下肢に浮腫をきたし、膝関節の腫痛するものの次の諸症:腎炎、ネフローゼ、妊娠腎、陰嚢水腫、肥満症関節炎、癰、せつ、筋炎、浮腫、皮膚病、多汗症、月経不順
  • 【クラシエ・他】色白で疲れやすく汗のかきやすい傾向のある次の諸症:肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)、関節痛、むくみ。
  • 【コタロー】水ぶとりで皮膚の色が白く、疲れやすくて、汗をかきやすいか、または浮腫があるもの。関節炎、関節リウマチ、肥満症、多汗症。

<使用目標>

  • 虚証に。
  • 首から上の自汗、多汗
  • 下肢の浮腫傾向、膝に水がたまる
  • 脈:浮
  • 冷えはない。
  • 全体的にしまりのない腹
  • 身重(体が重い)

<鑑別>


【索引】全項目生薬処方(あいうえお順)処方(番号順)効能・効果・適応疾患過去問まとめブログ記事一覧

 

コメントを残す