りょうきょうじゅつかんとう エキス剤118番
<出典>『金匱要略』
「腎著の病は、其の人、身体重く、腰中冷え、水中に坐するが如く、水状の如くにして、かえって渇せず、小便自利し、飲食故の如きは、病下焦に属す。身労して汗出で、衣裏冷湿し、久久にして之を得。腰以下冷痛し、腰重きこと五千銭を帯ぶるが如し。甘草乾姜茯苓白朮湯之を得る。」(原典では甘草乾姜茯苓白朮湯と記載されている。)
<効能>
【ツムラ・他】腰に冷えと痛みがあって、尿量が多い次の諸症:腰痛、腰の冷え、夜尿症。
【コタロー】全身けん怠感、腰部の疼痛、冷感、重感などがあって、排尿回数、尿量ともに増加するもの。腰冷、腰痛、坐骨神経痛、夜尿症。
【三和】腰部から下肢にかけて、ひどい冷感を自覚し、腰冷痛、身体倦怠感を伴い、排尿回数、量ともに多いものの次の諸症:坐骨神経痛、腰痛、夜尿症、遺尿、帯下。
<鑑別>