勉強ノート, 漢方方剤

当帰四逆加呉茱萸生姜湯

とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう エキス剤38番

<構成生薬>当帰芍薬、木通、細辛甘草乾姜、呉茱萸、生姜、大棗

<出典> 『傷寒論』厥陰病

「手足厥寒、脉細にして絶えんと欲する者は、当帰四逆湯之を主る。若し其の人内に久寒有る者は、当帰四逆加呉茱萸生姜湯に宜し。」

<効能>

<大塚敬節先生の使用目標>

  1. 慢性に経過する疼痛で寒冷によって悪化
  2. 疼痛は腹痛を主とし、腰、背、頭、手足の痛みを伴う
  3. 疼痛の本体は検査上不明なことが多い
  4. 過去に下腹部の手術
  5. 性生活により痛み
  6. 腹診で瘀血の腹証が多く、虚・寒証
  7. 婦人に多く男性はまれ
  8. 服用後2~3週で著効

<その他の使用目標>

  • 脈:沈細
  • 小腹満、疝積(せんしゃく)

<鑑別>

<過去問>

<試験対策>

  • ×神経痛は効能にもっていない
  • ×月経痛は効能にもっていない
  • ×附子 を含んでいない
  • ×水滞 に用いる処方ではない
  • ★附子は入っていない(大事なので2回書きました)

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