とうかくじょうきとう エキス剤61番
=調胃承気湯(74番)+桃仁、桂枝
<出典> 『傷寒論』
「太陽病解せず、熱膀胱に結び、その人狂の如く、血自ずから下る。その外解せざる者は、仍未だ攻むべからず。當に先ず其の外を解し、解し已って、但小腹急結する者は、乃ち之を攻むべし、桃核承気湯に宜し。」
<効能>
【ツムラ・他】比較的体力があり、のぼせて便秘しがちなものの次の諸症:月経不順、月経困難症、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状(頭痛、めまい、肩こり)。
【コタロー】頭痛またはのぼせる傾向があり、左下腹部に圧痛や宿便を認め、下肢や腰が冷えて尿量減少するもの。常習便秘、高血圧、動脈硬化、腰痛、痔核、月経不順による諸種の障害、更年期障害、にきび、しみ、湿疹、こしけ、坐骨神経痛。