さいこけいしかんきょうとう エキス剤11番
★柴胡剤
<出典>『傷寒論』『金匱要略』
<効能>
- 【ツムラ・他】体力が弱く、冷え症、貧血気味で、動悸、息切れがあり、神経過敏のものの次の諸症:更年期障害、血の道症、神経症、不眠症。
- 【コタロー】衰弱して血色悪く、微熱、頭汗、盗汗、胸内苦悶、疲労けん怠感、食欲不振などがあり、胸部あるいは臍部周辺に動悸を自覚し、神経衰弱気味で、不眠、軟便の傾向があって、尿量減少し、口内がかわいて空咳などがあるもの。感冒、心臓衰弱、胸部疾患・肝臓病などの消耗性疾患の体力増強、貧血症、神経衰弱、不眠症、更年期神経症。
<鑑別>
- 小柴胡湯(9番)
- 柴朴湯(96番)
- 柴胡桂枝湯(10番)
- 柴胡加竜骨牡蛎湯(12番)
- 桂枝加竜骨牡蛎湯(26番)
- 補中益気湯(41番)
- 加味逍遥散(24番)
- 抑肝散(54番)
- 帰脾湯(65番)
- 加味帰脾湯(137番)