しぎゃくさん エキス剤35番
★黄芩は含まれていないが、柴胡剤として用いられている。
<出典> 『傷寒論』
<効能・効果>比較的体力のあるもので、大柴胡湯証と小柴胡湯証との中間証を表わすものの次の諸症:胆嚢炎、胆石症、胃炎、胃酸過多、胃潰瘍、鼻カタル、気管支炎、神経質、ヒステリー。
<使用目標>
- 実証
- 利気剤、柴胡剤
- 腹証:両側の胸脇苦満があり竹の字となる。
- 四肢の冷感・しびれ
- イライラ、抑うつ
<試験対策>
- 胃炎、気管支炎に適応あり。
- ★不眠症には適応なし。
- 四肢の違和感、四肢厥冷
<鑑別>
- 大柴胡湯(8番)
- 小柴胡湯(9番)
- 抑肝散(54番)
- 柴胡加竜骨牡蛎湯(12番)
- 柴胡桂枝湯(10番)
- 疎経活血湯(53番)…血虚による足のしびれ
- 四逆湯…名前が似ているだけ
<構成生薬の覚え方>
動画【漢方覚え歌】
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