ごしゅゆとう エキス剤31番
<構成生薬>呉茱萸、大棗、人参、生姜
<出典>『傷寒論』『金匱要略』
- 〖傷寒論、陽明病〗「穀を食して嘔せんと欲するは陽明に属するなり。呉茱萸湯之を主る。」
- 〖傷寒論、少陰病〗「少陰病、吐利し、手足逆冷して煩燥し、死せんと欲する者は、呉茱萸湯之を主る。」
- 『傷寒論、厥陰病〗「乾嘔して涎沫を吐し、頭痛をする者は呉茱萸湯之を主る。」
- 『金匱要略』「嘔して胸満する者は、呉茱萸湯之を主る。」
<効能>
- 【ツムラ】手足の冷えやすい中等度以下の体力のものの次の諸症:習慣性偏頭痛、習慣性頭痛、嘔吐、脚気衝心
- 【コタロー】頭痛を伴った冷え症で、胃部圧重感があり、悪心または嘔吐するもの。吃逆、片頭痛、発作性頭痛、嘔吐症
- 【太虎堂・他】みぞおちが膨満して手足が冷えるものの次の諸症:頭痛、頭痛に伴うはきけ、しゃっくり
<鑑別>