勉強ノート, 参考図書

【参考図書】臨床医のための漢方薬概論  著:稲木一元先生

漢方薬129処方が、あいうえお順に紹介されている、辞書的な書物です。索引まで含めると774ページにもなり、重い本です。持ち歩くには適しません。

しかし、素晴らしい本です。すすめられて、今回の漢方専門医の受験勉強のために買い求めたのですが、読むごとに感激しました。かゆいところに手の届くような詳しさです。

処方の特徴、使用目標と応用、使用上の注意、原典、使用されてきた歴史、近年の論説、症例紹介、鑑別方剤、Evidence、引用文献、が、一つの方剤ごとに数ページに渡って記されています。

ネットでググってもなかなか得られない情報が満載で、受験勉強で緑の問題集を読んだだけでは納得できないときに大変お世話になりました。受験生は絶対に持っていた方がよいと思います。

「臨床医のための」とタイトルにありますので、日々の臨床のためにもたいへん勉強になります。これからも読ませていただいて、勉強を続けたいと思います。

『臨床医のための漢方薬概論』青山稲木クリニック院長 稲木一元 著 南山堂

 


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